配達員の稼働ログをSNSにあげている人を見て、正直ずっと思っていた。

「なんでわざわざ出すんだろう。承認欲求が強いのかな」と。

サラリーマンでもフリーランスでも、日々の売上や成果を細かく公開する人は少ない。
だからフードデリバリーの世界は、どこか特殊で、変わった人が多いようにも見えていた。

でも、自分で稼働してログを出してみて、考えが変わった。

フードデリバリーはオワコンか?専業配達員が本音で考えるフードデリバリーは本当にオワコンなのか?閑散期の実態や複数アプリ併用の視点から、専業配達員が本音で整理します。...

■ 今日の稼働ログ

・稼働時間:10時間30分
・売上:15,548円(正味)
・配達件数:39件


稼働ログを出して初めて分かったこと

この数字を出したことで、誰かに評価されたいわけではなかった。

むしろ、自分で見返したときに気づくことがある。

・なぜ今日はこの数字だったのか
・どの判断が良くて、どこで崩れたのか

これを自然と考えるようになる。

ログを出すことで、自分の動きを俯瞰できる。
そして次の日、少しだけ変えてみる。

すると結果が変わる。

うまくいくこともあれば、そうでもないこともある。
この繰り返しは、どこか実験に近い。


■ 配達は作業だと思っていた。でも違った

最初はただの作業だと思っていた。

配達して終わるだけの仕事。

でも実際は違った。

・どの案件を取るか
・どこに移動するか
・いつ粘るか、いつ切るか

すべて自分の判断で、その日の結果が変わる。

そして、その結果がすぐ数字で返ってくる。


■ 会社員の仕事と決定的に違うと感じたこと

自己啓発本も何冊か読んだことがある。
会社員時代には日報や報告書も書いていた。

でも正直、それは自己分析にはなっていなかった。

どう書けば上司に評価されるか。
どう見せれば問題なく通るか。

いつの間にか、外に向けた文章になっていた。


■ ログは承認欲求ではなかった

一方で、配達員のログは違う。

誰に評価されるわけでもない。
ただ、自分のために残す。

すると自然と、

「次はこうしてみよう」

と考えるようになる。


■ 人間関係がないことの意味

配達員は人間関係がないから楽だ、と言われることがある。

でも実際は、ただ楽なわけではないと思う。

人間関係がないことで、

「誰かに教わる事」が減る。

その代わりに、

「自分で考えて、自分で修正する」

状態になる。


■ 気づいたこと(ここが核心)

これは配達員に限った話ではないはずだ。

会社員でも、本来は同じことができると思う。

ただ、日報や評価が“外向き”になると、
自己分析のループが止まる。

👉 評価に最適化すると、改善しなくなる


■ 結論

配達員をやっていて感じるのは、
この仕事が特別に異質というより、

👉 自分で修正できる構造になっている

ということだと思う。

だからやめないのかもしれない。

社会的地位も低いし、収入の安定もしない。
それでも続けてしまうのは、

自分の判断がそのまま結果になるから。


■ まとめ

仕事の価値は、内容だけで決まるわけではない。

👉 どういう設計になっているかで、人の感じ方は変わる

そんなことを、最近少し考えるようになった。

👉
「だから配達員はやめないのかもしれない」