2026年3月31日、私は交通事故の被害者になりました。
信号待ちをしていた時のことです。
その交差点を右折するため、私は片側1車線道路のセンターライン寄りで停止していました。
すると突然、後ろから強い衝撃を受けました。
一瞬何が起きたのか分かりませんでした。
気付いた時には原付ごとバランスを崩し、対向車線側へ倒れていました。
倒れる瞬間、目の前に対向車のヘッドライトが見えました。
「終わった」
本気でそう思いました。
対向車にはねられて死ぬかもしれない。
頭の中で「あっけない最後だな」と思いながら、必死に体を小さくして倒れました。
幸い、対向車のドライバーが上手く避けてくれたため、二次事故にはなりませんでした。
今思い返しても、本当に運が良かったと思います。
腰よりも仕事とお金の心配をしていた
事故直後、腰に痛みがあることに気付きました。
しかし、その時の私は体のことより別のことが頭を支配していました。
「130クエストどうしよう」
「貯金がないから仕事が止まったらまずい」
「このまま何とかやり過ごして稼働に戻れないか」
そんなことばかり考えていました。
個人事業主の方なら分かるかもしれませんが、休めば収入が止まります。
事故に遭ったショックよりも、仕事ができなくなる不安の方が大きかったのです。
警察からの質問にも頭が追いつかなかった
まずは警察に連絡してもらいました。
追突した運転手からは何度も謝罪を受けましたが、私はまだ状況を整理できていませんでした。
警察が到着すると、
「人身事故ですか?」
「物損事故ですか?」
「体は大丈夫ですか?」
「救急車を呼びますか?」
次々と質問されました。
しかし、私はまだ混乱していました。
救急車で運ばれたら仕事は休まなければならない。
でも腰は痛い。
今は大丈夫でも、後から後遺症が出たらどうしよう。
人身事故にしなかったことを後悔するかもしれない。
様々な考えが頭の中を駆け巡り、正しい判断ができる状態ではありませんでした。
妻の一言で救急車に乗ることを決めた
ちょうど妻にも連絡をしていました。
事故の知らせを受けた妻が現場まで来てくれました。
そして、
「まずは救急車で病院に行こう」
そう言われました。
私は仕事やお金のことが気になっていましたが、妻の言葉で病院へ行く決心がつきました。
診断結果は打撲だった
病院ではレントゲンやMRIなどの検査を受けました。
結果として骨に異常はありませんでした。
診断は打撲でした。
大きな怪我ではなかったことに安心した一方で、新たな不安が生まれました。
それは収入の問題です。
被害者なのに不安ばかりだった
世の中には、
「追突された方が得をする」
「事故でお金がもらえる」
そんな話もあります。
しかし実際に被害者になってみると、そんな簡単な話ではありませんでした。
特に私のような個人事業主の場合、働けなければ収入は減ります。
本来稼げたはずのお金がどうなるのか。
休業補償はどうなるのか。
保険会社はどこまで対応してくれるのか。
調べれば調べるほど不安になりました。
腰は痛い。
無理して働けば悪化するかもしれない。
でも収入は減る。
どうすれば納得できる補償を受けられるのだろう。
そんなことばかり考える日々が続きました。
正直な気持ちを言うと、
「被害者って全然守られないんだな」
もちろん制度そのものを否定するつもりはありません。
ただ事故直後の私は、体の痛みと収入への不安で個人的感想でそう感じていました。
完全に無気力になった
事故後は考えても仕方がないことを何度も考え続けました。
将来の不安。
お金の不安。
体の不安。
補償の不安。
頭の中で同じことを何度も繰り返し考えてしまい、完全に無気力な状態になりました。
そして2週間後に仕事へ復帰
それでも現実は待ってくれません。
病院へ通院しながら生活を続けました。
痛みは残っていましたが、日常生活は何とか送れるようになりました。
そして事故から約2週間後、私は配達の仕事へ復帰しました。
今回の事故で感じたこと
私は過去に加害者側になった経験はありますが、被害者になるのは今回が初めてでした。
その上で思ったことがあります。
事故を起こした側もつらい。
しかし、起こされた側はもっとつらい。
体の痛みだけではありません。
仕事、お金、将来への不安が一気に押し寄せてきます。
そして被害者になったからといって、全てがうまく解決するわけではありません。
事故で得をすることもありません。
だからこそ、運転中のイライラによる無謀運転や、ほんの少しの油断が大きな事故につながることを改めて感じました。
事故は起こすのも嫌ですが、起こされるのも本当につらいものです。
今回の経験を通して、事故は絶対にない方が良いと心から思いました。
次回は、事故後の通院や保険会社とのやり取り、個人事業主として感じた休業補償の現実についてまとめたいと思います。
【追記】
この記事は事故発生から約2か月後に執筆しています。
今後、通院・保険会社対応・弁護士特約・休業補償についても実体験をまとめる予定です。
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